Friday, April 18, 2025

原大虎レッスン モーグル基礎

 原大虎さんのコブレッスンで習ったこと。




谷回り

フォールラインに対して並行に 重心と支持基底面の距離を伸ばさない。


コブを乗り越えたあとにさらに鉛直下方向にできるだけ1G近く少なくとも0.8G程度で重心を下げる。


いままでは、フォールラインに対してのステアリングアングルが大きい状態で重心をゴールから遠ざける方向に加速すると減速すると思っていた。スケボーに乗ったポンピングトラックでの推進の逆のタイミングで力を加えればよいと思ったのだが、スキーは長さもたわみも時間的制約もあるので違う部分がある。それがなにかわかっていなかった。


ポンピングトラックの推進力は人間の出せる範囲なのである一点にできるだけ力を集中させても、人間が耐えられないことはない。斜面になると重力のせいで、力を時間的に分散させないとだめで、これに関してが一番の優先するべき課題になる。


ターン切り替えからフォールラインと平行になるまでの間に減速要素が減る

その瞬間はスキーのヨーイングエネルギーに変換してブレーキする。


理想的なモーグル斜面


ただの階段 コブの裏側は垂直もしくは摩擦力を発生させられない。

コブの裏側での減速を導入

形状の左右差の導入


フォールライン方向の周期

現実的には2mピッチで相当細かい4mで相当広い感じ

これが無制限に長ければ直滑降

考えなければいけない境界条件は前のエッジグリップが切れてからスキーをフォールラインと平行にして、トップを登り坂に突き刺して山方向に加速するまでの時間。M G は一定なので体にかかる最大のFがそれで決定する。この局面のショックを小さくすることで体に負担をかけずに滑走することが可能。他の局面でこれより負担がかかる状態を排除していく。


フォールラインと直交方向の幅 片側1.5m 以上は考えなくてよいだろう。それ以上はバンクとして処理する。


ズルドン

ズルドンを先に練習するのがなんでまずいのか?

コブの下り坂で摩擦力が確保できることが前提

トップをコブの裏側に刺すためにヨーイングモーメントの発揮を瞬間的にする必要がある。



練習方法

ターンを含まない練習

コブなどの凹凸に対して横切ってCoPがブーツの踵よりもテール側に出すようにテールを雪面に押し付ける側にヨーイング角運動をする。

3cm以上CoPが踵からテール側へ移動して上体に角運動が伝わったら、コブの下り斜面に入ったと判断する。

コブの下り斜面に入ったときに上体を重力に対して垂直にしたまま重心を鉛直下方向に対して下げる。膝の屈曲トルクを使用しない。板の前後方向の抵抗に対して重心から力が伝わることによって発生するピッチングモーメントを使って膝が前に進んでピッチングダウンしていく。雪面コンタクトをなくして膝の屈曲トルクで重心を鉛直下方向に移動しながらトップをかろうじて押し付けに行くのは重心を下げるタイミングが悪い。後半に接地圧力が増えるのは遅すぎ。一回詰まってから圧力が消失してもう一度圧力のピークが現れる場合はタイミングが早すぎる。

その結果下り局面でダブルストックでつける様になるかどうかで確認。上体とか手を動かしてつかない。


ターンを含む練習

2レーンのコブをよこいっぱいに使ってターンして上記を実行

ターン始動してからコブにトップが突き刺さるまでフォールラインと平行からターン内側にトップを入れない。トップが刺さる前外腰でトップを押し切っておく。腹直筋は一番短くしておく。

外足インエッジがコブを乗り越える前からコンタクトしているかどうかをチェックする。


ブーツと重心のフォールラインと並行方向の距離を大きくしない。ー>ターン外側に足を出さない。コブの斜面全体の垂直下側に足を出しそびれないように。


トップが刺さった後、フォールラインに対してステアリングアングルがつく前に雪面への圧力がブーツセンターとCoPの距離が0になった時(ブーツがコブに当たった時)と同じにまで増えるように操作する。板を振らないで真っ直ぐ突き刺す。上体を鉛直にしてトップが詰まっても前転しない位置まで重心を山に持ってくる。


コブの上り坂からトップが突き刺さるまでの時間と距離を最小にしたい。

上体にブレーキがフォールラインと並行にかかっているかを腹筋の出力しているエネルギーで確認する。横で受けても上体は切り替えではフォールラインに正対するはずなので、そこで腹筋の真ん中のみで支えて横の腹筋を緩める。自分は真ん中を使うのが苦手なので、外側を押すときも真ん中の腹筋で押し切れるようにする。特にブーツがコブにつく直前。

なぜか、外腰を押し切ってトップを刺すリズムを整地で実現できるようにする練習で腹筋の真ん中が使えるようになった。腸腰筋と腹直筋を同時に体重を乗せたまま短くしきる操作はどうやらそれを実現しやすくするようだ。歩きの練習でそれをしようとしてもちっともできなかったが、何故かスキーの刺激を入れたらできるようになって、普段の歩いたり座ったりする時から変わった。

原さんはこれを全く意識ぜずにできるので意識していないと言っていた。(正確には「普通の人は上体を立てたまま股関節を畳めないとお医者さんが言っていました。これがとても大事。日常生活で上体を立てる意識するとできるようになるらしいけど、僕は全く意識してません。」 とのこと)



コブの抵抗が大きい環境ほど上体を起こす

具体例

気温が高いなど雪面の摩擦力が大きい場合

掘れているなどゴールに対しての迎え角が大きい場合



コブに足があたったときに外足が短くなっていく局面にあることが大事。そこで長くなっていくと板がたわんで走っていく。早く進みたければそこで絶対に縮まないで伸ばしっぱなしにして、衝撃が頭まで抜けていくように踏みっぱなしにすること。むしろ。もっと早い段階でそれを作り出してターンしていくことが重要なのだろう。トップをコブにぶつけて我慢する逆はトップを食いつかせたら、それに任せてスキーが曲がるのを応援してあげることだと思う。この対称のとりかたがただしいのかを研究するのが面白い。


コブ滑走の目的

足を閉じようとしない。左右同時操作の結果として閉じるのはいいけど。

左右それぞれの大転子と同じ側のCoPとの距離を同じにする。ー>斜面に対して腰の高さを変えない。


意識すること

板の動きが止まらないようにする。

左右とも常時雪面フルコンタクト


ゴール方向に対して重心が受ける加速度が常に一定になることを目的とする

雪面とブーツの間の圧力じゃなくて、重心の加速度のほうが適切だと思う。道具に衝撃をあ与えても壊れるわけじゃないし、むしろ体を楽にするために衝撃を吸収させるならぶつけても良い。そして、鉛直下方向の圧力だと足のストロークがコブの凹凸よりも短い場合上り坂で圧力が高くなるのは避けられない。


どのような計測可能な指標が有効なのか?

ブーツ基準のヨーイング角速度によるターン切り替えを定義

ゴール方向も現在認識可能


ゴール方向よりフォールライン内側へトップがヨーイング方向で15度以上向く前にゴール方向と逆に重力を抜いた加速度がどれだけ発生するのかを計測する。


ゴール方向への加速度の最高値だと、重心をゴールに運んでから、一気に外腰で進めた時に高くなるので妥当ではなさそう。


成立するかわからない指標

ターン切り替え後にどれぐらい時間をおいてピッチングダウン角速度の最大局面が来るか?すぐ来たほうが良さそう。逆にピッチングが始まるのは遅いほうが良さそう。


上記提案した指標は、コブを乗り越えてから上体を起こしたまま股関節をたたむ練習に一番初心者の段階で使うのは難しそうかなと思う。

乗り越える瞬間に山方向にブレーキがかかっていることと膝の屈曲トルクを使わないでそれを実現しているかはcarv2では判定不可能なのではないか?一番最初にターンの出口まで待つ練習をするわけだけど、最大斜度になる前に急にブレーキがかかるのは足を膝の屈曲トルクで引いた場合と判定するとして、それが有効なのかはわからない。



正解が整地より限定されるので、early forward movement の正解が極めて狭くなるので使いやすい。実は整地ではこれが大きいほうが下手なのかもしれない。



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