協力しようとして失敗したときの利益が、裏切って成功したときの利益以上になるような市場を形成する方法は?
ある程度寡占したほうが一次元の評価基準での意思統一ができる。寡占し続ける手段として一次元の評価基準を使い続けるのが一番楽かつ、技術の進歩によってユーザーの思想は多様になるのをさらに統一していかなければならないので寡占が必要になってくる。
数式の例
技術進歩に伴って必要な価値観の情報 - 通貨の価値観を固定する力 = 社会の安定度
通貨集合を概ね何次元で把握しているのかを計算する方法
使用している通貨集合の要素の言語ベクトルの主成分分析をしてなんとなくバラけるような次元数を見積もってみる。運動 食事 瞑想 薬物 睡眠を快楽の度合いをマッピングする。受動性 中毒性 あたりはそうとう違うけど、遵法性は薬物以外は合法で比較基準として不適切。
このような感じで4っつぐらいまで比較する次元を選んでみてそれで十分に利用時に選択できるのならば、1次元のときと比べて認知負荷はそんなに大きくないだろう。これが4以上になると途端に集団での合意形成が難しくなりそう。次元の増大に応じて指数関数的に認知負荷が高まると言えそうである。
量を多次元にするのは一次元の通貨との換金性が低くなりそうでそこまで考えなくてよいのかなと思う。
寡占の進行が必要になってくれば、裏切り戦略が優位な市場が存続し続ける。
寡占して一次元の評価で大きな価値観を維持しようとすると、どうしても捉えられない価値が増えてくる。太陽の光をいくら強くしても影はできるし、対象が溶けるほど強くしてしまっても価値観を維持できない。複数の光源が必要であるが、あまりにも光源が多いとそれを維持するためのコストが高くなる。じゃあ維持したい価値観に合わせて適切な通貨同士の数とベクトルの交差度合いをどう見積もったらよいのか?それを通貨の創設から消滅までどのように増減させて、基軸通貨との為替市場を維持していったらいいのかを計算したい。これが一次元通貨と多次元通貨をあわせて一つの金融市場に投入するときの経済政策の基準になる。
地球上に共通の4っつのベクトルが直交する通貨ができたとして、それ以上の種類数のベクトルが比較的直交する
多次元の評価が存在して、高コストであっても一つの次元の交換可能性の低い対象に対しての付与ができない評価を、交換可能性の低い対象にも付与可能な通貨に交換するか、一次元の通貨をパブリックチェーンにして個別管理して多次元の意味を付与する形で多次元評価に避難させることが可能になる。
市場が小さくて相手を個別に認識できる範囲ならば正直戦略としっぺ返しが有効になる。
長期的に見ても、多次元評価の市場では一つの次元で合意できなくても他の次元で双方にとって有利ならば合意形成が可能になる。それは複雑だけれども、3次元程度なら1次元から認識コストが人間の感覚からして大きくなるとは考えづらい。 単語同士でも個人にとって3次元のベクトルで合成可能な交換可能な通貨の単位集合を扱うなら、1000個だろうが認知負荷が1年ぐらいで慣れたあとも苦痛を感じるほど大きくはならないはず。
一次元に次元削減した状態での通貨と多次元なままでの流通では他の次元が可視化されて取引の材料となる可能性があるかどうかで大きな違いがある。
一次元の通貨市場からの逃避を選べることで裏切り戦略を不利にする。多次元の市場を継続して運営することによって市場が成長しても寡占が過度に有効にならず裏切り戦略の価値を下げたままにしておける。その一方小さい規模の市場では寡占が有効になって市場のスモールスタートが可能。このような状況を作る理論的裏付けをしていきたい。
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