Saturday, July 12, 2025

大罪を犯し尽くす 布団の間に挟まっているうだうだやっている悟り

 自分が布団から起きて打ち破っていく冒険を推奨する自己啓発もあるけど、布団に挟まってゴロゴロして楽しむのを否定するのか?


悟りを教える教科書には今ある自分を打ち破っていけ的なことを言っているのが多い。そりゃ本当なんだろうけど、今まで歩いてきた自分の道がなかったことに鳴るのだ。別に歴史が記録されていない時代にも悟っている人は居ただろうし、記録なんかなくても悟れます。だから、今ある自分を打ち破るのは良いとして、それをせずに、今の自分を他人に理解してもらうとか同じ気持ちを再現したいという情動を忘れて前進するのは人間的ではないのかな?と疑う気持ちも大事にしたい。


そこを疑い尽くして悟りへ向かうってことなら良いのだけど、「見性してます」ぐらいだと明らかに疑う部分が足りなさすぎるひとばかり。

イエス・キリストとかブッダとか悟ったと言われる人の言動から推測する彼らの考えと、センター試験で社会を理解して90点取れる人だったら後者のほうがよっぽど社会への疑いでは高いレベルにあると思う。


現代の啓発本はほとんど体に酸素をもっとたくさん供給して燃やすような、化学反応を促進させることばかり。環境に配慮しようっていうSDGsみたいなやつもあるけど、堕落すること自体が目的の啓発本ってほとんどない。無駄なトリビアとかスケベ大学とかアニマルセックスクイズとか正解しても不正解でもたのしいコンテンツを楽しみ尽くす心得ってほとんどない。モテるとか化粧するとか着飾るとかそれよりももっと無駄なことを心底楽しむ堕落の作法がさっぱりないのは頬って置くと人間の繁殖そのものが無駄だってなってしまわない悟りを用意するためには必要なのだ。


右派は家族作って結婚する努力ぐらいしろ 異性を好きにならなきゃ病気なんだからそんなのは許されない。とにかく人口をふやして障害者を消す行動をするぐらい最低限の布団から出るレベルの努力だと思っている。一方 カマラ・ハリスっぽい左派リベラルは、平等を受け入れて、最先端の技術で非倫理的なことをやってギグワークに押し込まれるレベルの才能なら何もかも我慢しろみたいな立場。 両方とも拒否して布団でグダグダしたいっていう願いを追求する自己啓発ってほとんどないなぁ。徹底した七つの大罪を犯し尽くす道を成就させる政治体制が求められている。

私の提唱するタグ通貨はそれを達成すると思う。

Monday, July 7, 2025

書籍plurality の問題

 科学に多数決を持ち込んではいけない。

ある程度多数の意見にならないとそもそも取り上げられない。

AIで加工されることを前提に極端な目立つ意見を言いがち。
AIは意見の細かい分離までは現時点ではやらないし、違う意見があれば、意見を集約して読み取る側のフレームを打破することはできないと考えるべき。
意見集約の仕組み自体の弱点を見つけることはほぼない。

意見集約の仕組み同士の公正な競争をさせるプラットフォームを提供することがより局所最適解に陥りにくい。

 意見の整理を最近3年ぐらいAIに任せるときに都合の良い発言形式が提案されているが、ハックされるとかなり悪用されると感じる。 具体的には相手の言いたい意見の核心部分が消えるぐらいかつ違う意見と分類されないちょっとズレた意見をたくさん投稿する。 中道の細かい違いのある意見が違う意見と分類されないように、極端な意見かつ違った意味の方向に離れている意見をたくさん投稿する。 その意見が無視されれば、少数意見を切り捨てているのでplurality の理念は崩壊しているので従うべきでないと場を壊せるし、反映されればその時点で勝ち。

そもそも、少数意見をどのような場合に切り捨てるべきか覚悟がなさすぎるのに、技術で危機的場合も解決できると楽観しすぎ。

 極端に人口が減った場合や文化が絶滅の危機になった場合に、ジェンダー平等は放棄するべきなのだが、その経験があるユダヤ人にそのあたりの認識でまったく勝てないのも彼らが経験した苦難を全く軽視して哲学に反映されていないからです。

 人権の制限をするときにその手法で納得したルールを互いに死ぬことを受け入れて守れますか? 今の時点では無理だろう。コロナの外出禁止ぐらいは守れても、イケメンじゃなくてもいいから他人に決められた人間と結婚しろとか、戦争に行けっていうときに使える合意形成の手法ではないと思う。出生率が他と比べて改善したらこの有効性を僕は信じる。